<講師紹介>
フランスの科学産業博物館(通称「ラ・ヴィレット」)にて視覚障害者アクセス部門主任を務めるコーヴェストさんは、
ピカソの絵を触覚で鑑賞できるよう構成した視覚障害者向け画集『手でみるピカソ』の企画製作や、
空間を認知しながら視覚障害者が建築物を楽しめる書物『建築の鍵』の開発などに携わられています。
日本では「鎌倉 手でみる芸術祭」(1995年)でのシンポジウム「ふれて 造って 鑑賞して」にてシンポジストを務め、
今回は約11年ぶりの来日となりました。
当初は美術史の勉強をしていたコーヴェストさんでしたが、美術作品を見ることができない現実を前に、
それまで自らが学んできたことがまったく役に立たないことを痛感したそうです。 しかしその後、美術史の研究に加えて、
自身の経験を生かしながら視覚障害者の美術鑑賞についても研究を行い、現在は視覚障害者の認識の手だてとなる補助器具の開発に尽力、
研究者としても優れた業績を残しています。
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