横須賀美術館 YOKOSUKA MUSEUM OF ART
前ページへ 美術館トップへ
ワークショップ
ムナーリの木をつくろう
講師:有福一昭さんほか(こどもの城スタッフ)
ブルーノ・ムナーリ(1907~1998)は、美術教育家としても活躍したイタリアのアーティストです。アーティストとしてグラフィック・デザインの仕事をするかたわら、子どものために絵本をつくったり、造形の概念や自然の法則を学ぶことのできるワークショップを考案しました。自分の芸術作品と関連して行うワークショップではなく、子どもたちのためのワークショップを考えた最初のアーティストです。
ムナーリのワークショップの代表作「木をつくろう」は、木の成長の法則を理解し、自然界をよく見てみようというワークショップです。自分だけで集中して行う作業とみんなで気持ちを合わせて行う作業があり、子どもたちそれぞれの個別性を大切にしながら、共同性も考えた内容になっています。
写真① 写真② 写真③
木ってどんなもの?幹から枝が分かれ、さらに細かく枝分かれしていく木の構造のお話。 それでは、紙で木をつくってみよう。
幹は大きな紙をそのまま使って、次の枝はその半分、その次はそのまた半分。
できあがった木に葉っぱを生やそう。
色や形、模様もそれぞれ自由に描きます。どんな葉っぱにしようかな。
写真④ 写真⑤ 写真⑥
個性的な葉っぱがいっぱい。新聞紙と色紙で色とりどりの木の実もできました。 木にやってくる昆虫や動物たちも描きます。蝶々や鳥、ムカデまで、さまざまな生き物が仲良く共存。 木がにぎやかに完成したら、木を持ち上げてみます。みんなで高さを合わせて壊れないように、そっとそっと。
写真⑦ 写真⑧
やさしい風が吹いてきた。だんだん風が強くなって、最後には嵐がやってきます。激しくゆらされて、木は壊れてしまいます。 でも、木の実が風に乗って飛んでいって、また新しい命が生まれるのです。木の実や葉っぱを大切に拾っておみやげに。