芥川紗織(あくたがわ・さおり1924-1966)は、大胆でユニークな画題を鮮やかな染色で表現し、1950年代に一躍脚光を浴びました。彼女は、ユーモラスな植物の形態を思わせる油彩や、染色で描いた、叫ぶ<女>シリーズを、次々と発表しました。そして、日本の神話などに着想を得た「神話」「民話」シリーズにおいて、彼女の自由奔放な想像力が最大限に開花したといってよいでしょう。確固たる独創的なスタイルを確立するも、惜しくも42歳の若さでこの世を去ります。本展は、特異な作品群を生み出した、芥川(間所)紗織という作家の全貌を検証する、公立美術館で初めての展覧会となります。また共に活動した「制作者懇談会」のメンバーを含め、同時代の作家たちとの交流をご紹介いたします。 |