このたび平成30年度第1期所蔵品展では、昨年度の所蔵品展人気投票で1位に輝いた《夏の山門》の作者、金沢重治を特集します。優れた自然観照者であった金沢は、緑ゆたかな風景とそこにふりそそぐ陽光を柔らかく写実的に描きました。代表作を含む初期から晩年までの作品18点から、その画業を振り返ります。朝井閑右衛門記念室では、初期から晩年にいたるまでの代表的な作品を展示し、異色の画家の作風の変遷をたどります。また、展示室の一角では、美術館の前庭に置かれた彫刻作品《Valleys(2nd Stage)》の作者でもある彫刻家の若林奮のドローイングと小品をご紹介します。加えて、絵画表現の可能性を追求する嶋田しづと淀井彩子の作品なども展示します。表現を探求するさまざまな作家の作品をご覧ください。 |