所蔵品の中から、特集として嶋田しづ(1923-)の作品を展示いたします。
逗子在住の画家、嶋田しづは、女子美術専門学校(現・女子美術大学)師範科油絵科を卒業後、早稲田大学文学部で會津八一に師事し東洋美術史を学んだ異色の経歴の持ち主です。二紀会で三年連続受賞の後、1958年から約20年間パリで制作を続け、自由な形態と豊かな色彩を用いた生命感あふれる作品を発表。サロン・ドートンヌ、サロン・ド・メなどで高い評価を受け、画家としての地位を確立しました。1978年に帰国後は逗子にアトリエを構え、美術団体に属することなく個展を中心に作品を発表し現在も活躍を続けています。作品は「抽象絵画」に分類されますが、画面に広がる鮮やかな色とかたちは決して感覚に流れることなく、エスプリに満ち、宇宙空間を思わせるスケール感で見る者を包み込みます。嶋田しづの豊穣な絵画世界を是非ご覧ください。
※6月1日(月)に一部展示替を行います。